日韓 未来志向

韓国内での反日関連報道を通じて聞き及んでいましたが、『反日種族主義（李栄薫 編著）』の翻訳本（文藝春秋社）を読む機会を得ました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　
数ヶ月来、満洲事変〜太平洋戦争期の、日本軍部によるアジア侵略深層への探究心から、関連する書籍を読み漁る中、このタイミングでの本書との出会いは感慨深し。
　　　　　
拙いですが、読後感です。
従軍慰安婦・徴用工問題にとどまらず、韓国併合下の史実検証、及び現代韓国社会に蔓延している反日通念の否定に係る、朝鮮半島側 / 学究者による本書の社会科学的アプローチ・実証は的を得ているものと思います。
　　　　　　　　　　　　　　
ここで、いがみ合う相手方（＝日本人）の立場にあるものの、反日諸問題の虚偽蔓延に関する否定論駁の小気味よさではなく、私が最も感銘を受けたことは、著者（李栄薫氏他）が未来に向かって、自国民（韓国民）が有する誤った自由主義観の修正重要性を強く訴えていることです。
　　　　　　　　　　　　　
これぞ、日韓の未来に繋がる自由主義の共有であると感じます。
著者のような思考・志向の方々であれば、一緒に歩んで行けるものと思います。